『間違いの喜劇』

生き別れた二組の双子の物語。

しかもそっくりの、そしてまた名前もそれぞれ同じ・・・“主人アンティフォラスと召使ドローミオ”×２組

弟は、兄を探しに旅に出る。そしてエフェサスにたどり着く。なんと、そこには兄アンティフォラスが結婚し住んでいた。お互いそうと知らずにいる。不可思議なことが次々起こるようになる。主人が召使を、召使が主人を取り違えてしまっているのだ。それだけではない。家族も、商人も、あらゆる人々が。次第に町中が大混乱。てんやわんやの大騒ぎ。高価な首飾りを渡した、渡さないの訴訟問題にまで発展してしまう。しかし、アンティフォラス兄弟の両親が、不思議な運命の再会をすることで、混乱がおさまっていく。感動の一族再会の大団円で幕。